健康診断・脳ドック
市民健診・特定健康診査・定期健診・雇入時健診・企業健診 など。
脳神経内科とは?
脳神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。
体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときにこのような病気を疑います。
症状としてはしびれやめまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害などたくさんあります。
まず、全身をみることが出来る脳神経内科でどこの病気であるかを見極めることが大切です。
その上で骨や関節の病気がしびれや麻痺の原因なら整形外科に、手術などが必要なときは脳神経外科に、精神的なものは精神科にご紹介します。
また、感じることの中には見たり聞いたりする能力も含まれますが、眼科や耳鼻科の病気の場合もあります。また、病状により必要があれば近隣の病院や大学病院にご紹介します。
病状から
頭痛
片頭痛は主に頭の片側に、特に両側に起こる拍動性の激しい頭痛です。吐き気や嘔吐を伴うことも多く、寝込んでしまう方も珍しくありません。
頭痛が起こる頻度は、数ヶ月に1回から月に数回生じるなど人ぞれぞれです。
筋緊張性頭痛は日本人に多い頭痛です。頭の両側や後頭部に押されるような、もしくは締め付けられるような頭痛が持続するものです。肩こりや頭重感を伴うことが多く、鈍い痛みがだらだらと持続する傾向があります。
しびれ
しびれの原因は、脳の障害(脳血管障害・脳腫瘍)、脊髄および脊髄神経根の障害(椎間板ヘルニア・変形性脊椎症・脊椎管狭窄症)、末梢神経の障害(手根幹症候群・糖尿病性末梢神経障害・アルコール多飲)、血流の障害(閉塞性動脈硬化症・下肢静脈瘤)等が挙げられます。
顔・手・足のしびれなどがありましたら早めにご相談ください。
めまい
めまいの症状は様々で、自分や周囲の物が回っているように感じる、ふわふわしたり、浮いているような不安定な感覚で、体のバランスが取れなくなったり、歩くときにふらつくことがあります。
原因は様々ですが、脳血管障害が原因のこともあるため、MRIなど精密検査が必要です。
物忘れ
加齢とともにものをどこに置いたかわからなくなったり、人の名前がすぐ出てこなかったりといった、もの忘れが増えてくるのは当然です。
しかし、その程度が日常生活を送る上で何らかの支障がでてくると認知症やアルツハイマー病や様々な要因が考えられます。
最近もの忘れがひどくなった、同じことを何度も聞くなどの症状や自分が認知症になるのではないかと心配な方はご相談ください。
ふるえ
ふるえ(振戦)は、筋肉が意図せずにリズミカルに収縮することによって生じる体の揺れや震えです。ふるえの原因は多岐にわたりますが、主なものには以下があります。
- パーキンソン病:中枢神経系の病気で、ドーパミンを生成する神経細胞が減少することによって起こります。
- 本態性振戦:遺伝的要因によることが多く、特に手や腕に現れる原因不明のふるえ。
- 薬物やアルコールの影響:特定の薬物やアルコールの過剰摂取、または禁断症状として現れることがあります。
- 甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモンの過剰分泌によって代謝が亢進し、ふるえが生じることがあります。
ふるえの原因は多岐にわたるため、症状が続く場合や日常生活に支障をきたす場合は、医師に相談することが重要です。
歩きづらさ
歩行障害の原因には、神経系(脳卒中、パーキンソン病)、筋骨格系(筋疾患、変形性腰椎症)、循環器系(閉塞性動脈硬化症)などさまざまな原因によって引き起こされるため、適切な診断と治療が重要です。
症状が続く場合は、医師の診察を受けましょう。
病名から
パーキンソン病
パーキンソン病は、中枢神経系に影響を与える進行性の神経変性疾患です。主に、脳内のドーパミンを生成する神経細胞が減少することによって引き起こされます。
主な症状には以下が含まれます:
- 振戦(ふるえ):手や足が震える。
- 筋固縮(きんこしゅく):筋肉がこわばる。
- 無動、寡動:動作が遅くなる。
- 姿勢反射障害:バランスを保ちにくくなる。
症状は徐々に進行し、日常生活の動作が困難になることがあります。治療には、ドーパミンを補う薬物療法や、リハビリテーション、深部脳刺激療法などが含まれますが、現時点では完治する方法はありません。早期診断と適切な治療により、症状の進行を遅らせ、生活の質を維持することが可能です。何もしていないのに手がふるえる、歩くときに前傾姿勢になる、歩幅が狭く、手の振りが無くなり、顔の表情も硬くなったりする病気です。中年以降の方に多く見受けられます。
認知症
認知症は、記憶力や思考力の低下によって日常生活に支障をきたす症状の総称です。
主に高齢者に多く見られ、時間とともに進行します。代表的な症状には、物忘れ、判断力の低下、言語の問題、行動の変化などがあります。
認知症の主な原因には、アルツハイマー病、脳卒中による血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあります。
治療法としては、症状の進行を遅らせる薬やリハビリテーションがあり、日常生活の工夫や家族の支援も重要です。
片頭痛
片頭痛は主に頭の片側に、特に両側に起こる拍動性の激しい頭痛です。
吐き気や嘔吐を伴うことも多く、寝込んでしまう方も珍しくありません。頭痛が起こる頻度は、数ヶ月に1回から月に数回生じるなど人ぞれぞれです。
筋緊張性頭痛は日本人に多い頭痛です。頭の両側や後頭部に押されるような、もしくは締め付けられるような頭痛が持続するものです。
肩こりや頭重感を伴うことが多く、鈍い痛みがだらだらと持続する傾向があります。
脳卒中
脳卒中(のうそっちゅう)は、脳の血管障害により脳細胞が損傷を受ける病気です。
主に2つのタイプがあります:
- 脳梗塞(のうこうそく):血管が詰まって脳細胞が傷害されます。
- 脳出血(のうしゅっけつ):血管が破れて出血、血腫により脳細胞が傷害されます。
脳卒中の症状には、突然の片側の手足の麻痺、顔の片側の垂れ下がり、言語障害、視力障害、激しい頭痛などがあります。早期の治療が非常に重要で、症状が現れたらすぐに医療機関を受診することが必要です。予防には、高血圧や糖尿病の管理、健康的な生活習慣が役立ちます。
医療連携
当院では近隣の総合病院と連携して地域医療を行っております。
入院や専門的な検査が必要な場合には、最適な医療機関をご紹介させていただきますのでご相談下さい。
また、患者さまのご希望する病院を紹介する事も可能です。